ひたちなか市に昨年9月にOPENしたばかりの新鋭・麺屋饗者。
大洗の人気店、麺屋渡来人の味を受け継いで独立&暖簾わけしたことでも話題を呼びました。
そんな麺屋饗者で6月から、完全オリジナルの新メニューが登場!!
それがこの油そば!!
饗油そば ・・・ 650円 【スープ:特製醤油ダレと厳選ラード*麺:三河屋製麺特製弱縮れ太麺200g】
油そばの試作を重ね、独自でレシピにたどりついた主人渾身の一杯です!
ベースのカエシは通常のラーメンと共通の濃口醤油の醤油カドと和ダシの旨味が立った醤油ダレ。
そこに、自慢の動物系と魚介系のWスープを追加!!
油そばの所以たる油は厳選し、この油そばのために仕入れた特別なラードを使用します。
カエシの分量とスープのバランス、そしてラードの量がポイント!!
そして特筆はこの麺!!
三河屋製麺の麺の中でも、最も店主の描く油そばに適した麺を選出。
太麺で知られる饗者の麺よりもさらに太い麺を使うことで、さらに食べ応えを演出しています。
黄色く色味がかったその麺は、かん水がやや強めの、芯に食感を残した独特な歯応えが特長です。
ポキポキとは言いませんが、コリッとした歯応えの楽しめる県内でも珍しい麺!!
これは病みつきになるかもしれません。
そして、饗者の良いところは、この麺をタレ・スープ・油ときちんと合えてから提供すること!!
この作業により、バラバラだったラードと醤油ダレ、スープ、そして熱々の麺がぶつかり合い、ラードが乳化!!
完全に乳化するとまではいかないまでも、半分近くが乳化し、そんなタレを麺が絡めとるのです。
油そばというと、どうしてもラードの重たい味が口の中に残るイメージがします。
しかし、上記の理由により、一体化されたこのタレは非常に素直!!
口の中に残される韻も決して悪いものではなく、ペッパーのきいたスパイシーな余韻が楽しめるのがもうひとつの特長です。
主人がコンセプトとした
「うちのラーメンを食べに来た人に、どちらを食べるか悩んでもらえる油そばを作りたかった!」
という言葉の通り、このラーメンはしっかり饗者のラーメンを面影として残しています。
また、油そばの味変と言えば酢とラー油!!
卓上においてあるこのボトルを使ってください。
餃子用のお酢だとどうしても入れずらいので・・・。
さて、そんな饗油そばと双璧をなして登場したもう一杯の期間限定ラーメンがあります。
それば饗油そばの兄貴分的存在!!
饗ジャンクそば ・・・ 780円 【スープ:特製醤油ダレとラー油テイスト*麺:三河屋製麺特製弱縮れ太麺200g】
その名が示すとおりジャンクな具材がトッピングされています。
旨味のチャーシュー!コクをプラスするチーズ!食感と味にアレンジを加えるベビースター!まろやかさを演出する卵黄!香ばしさと食欲を加えるフライドガーリック!
まさに足し算的発送で、あれもこれも欲しいと重ねていった結果できあがった集大成です。
しかし、驚きなのは饗油そばよりも、この饗ジャンクそばが先に完成したということ・・・。
饗油そばはここから原点に立ち返り、もう一度余分なものを見直した結果、引き算してできあがったものだそう。
ちなみに、この饗ジャンクそばと饗油そばは油そばという点では似通ってはいるものの、その味作りは全くの別物!
手を抜いてトッピングに変化をつけたのではなく、饗油そばはあくまでも饗者のラーメンを踏襲した油そばであるのに対し、この饗ジャンクそばは全く別の視点から生まれていることからも、別物であることは察しがつきます。
事実、大きな違いは饗油そばがブラックペッパーであるのに対し、饗ジャンクそばがラー油ベースであること。
その違いが大きな味作りの違いを生み出しています。
ひと手間を決して惜しまない饗者らしく、チーズはしっかり焙ってから提供!
これが、こってりと、しっかりしたコクを油そば全体に潤してくれます。
試作の時点では揚げ玉ねぎを使っていたということですが、提供寸前にこれをベビースターに変更!
これが功を奏しジャンクさと旨味がさらにプラス!!
なんとも中毒性の高い油そばができあがっています。
この一杯・・・。
まさに押して知るべし一杯です!
自分の舌でこの2杯とラーメンを食べ比べ、ひと言唸ってみてください!!