鹿嶋市 鹿島神宮の大祓い式

大祓い式とは

鹿島神宮では年間約90の祭典があり、年末年始も多くの神事が厳かに執り行われています。初詣が注目されがちですが、大晦日の大祓い式も毎年、大勢の参拝客が訪れることで知られています。

この神事はまず、お祓いを受けた神職や参列者が本殿前に設けられた祭場に集まります。そして、全員で大祓詞(おおはらえのことば)を大きな声で奏上。
参列者は紙でできた人形(ひとがた)に三度の息を吹きかけて、罪や穢を移します。最後はその紙をお焚き上げ、御手洗池から流れる川に流して清めるというもの。「『心と身体を清めて、新しい年を気持ち良く迎えましょう！』という節目の神事。

6月には茅の輪くぐりも行われ、多くの方が無病息災や延命長寿を祈願されています」と権禰宜(ごんねぎ)の中嶋勇人さんは語ります。12月中にご来宮頂くか、郵送などの方法で事前に納めれば、人形を納めれば、参列者のものと共に清めてくれるとのこと。
心新たに2018年を迎えたい人は、是非試してみてはいかがでしょうか？

その他、12月20日の「宮贄祭(みやにえさい)」は鯉を生きたまま調理して神に捧げる、鹿島神宮ならではの珍しい神事。

神さまを目覚めさせるため、本殿の前を７頭の馬が7回走り、1月7日の「白馬祭(おうめさい)」は、日本三大白馬祭の一つとして知られています。