水戸&ひたちなか発!茨城のTHEご当地ラーメン!スタミナラーメン伝説!!

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いばナビ拉麺部部長です!

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きょうは日曜深夜♪

ブログはお休みの日ですが、明日への活力を!!

というわけで、きょうはコラムで更新したいと思います。

茨城のラーメンを全て食べつくしたいと、日々拉麺道を突き進む!

それが、いばナビが誇るいばナビ編集部一の大食漢いばナビ拉麺部部長です。

いばナビグルメ創刊に当たっ執筆したときの原稿をWEBでも公開したいと思います。

今回は、文字数の関係で割愛した部分も含めて、自由に書けるWEBだからこそ、自由に徒然なるままに書き記します。

そのテーマは茨城が誇るご当地ラーメン「スタミナラーメン」です。

今回の記事を作るにあたり、取材に快く応じてくれた十数名の皆様!

本当にありがとうございました。

今回の取材では、スタミナラーメンの創始者のひとりである玄海の主・長井さんには数年前におうかがいしたときの話を参考にしております。

また、現在のスタミナラーメンに変わる過程において現場の真っ只中にいた我流食堂主人の先輩である深川氏にも取材を行っていません。

そのあたりを踏まえた上でお読みください。

さて、茨城県にも他県と同じようように、いくつかのご当地ラーメンが存在します。

その中でも圧倒的なオリジナリティを誇るラーメンが、県央地域で人気のスタミナラーメンです。

カシラと呼ばれる熱々のアンは、具にレバー、キャベツ、そしてカボチャなどの緑黄色野菜がたっぷり使われます。

冷水でキュッと〆た冷たい麺の上に、熱々のアンをかけるのも特徴的です。

特に水戸やひたちなか市を中心に独自の進化を遂げたこのラーメン。

都内からも熱い視線が注がれるほど注目度の高いご当地ラーメンです。

そのスタミナラーメンが誕生したのは昭和50年代。

現在のJR勝田駅近くにある大進で生まれました。

当時、大進を経営していたオーナー青木氏と、厨房を任されていた長井氏のふたりが、新メニュー開発に乗り出したのがきっかけでした。

新作開発に当たってふたりが訪れたのは東京のキッチンハウスやまもと。

その店のヴェトナム麺がをヒントにしてスタミナラーメンは誕生します。

ニラやもやし、レバーを炒めた醤油味のアンをラーメンにかけたヴェトナム麺はふたりに大きな衝撃を与えました!!

その後、茨城へ帰り、試作を重ね、長井氏がその味を現在の形へと進化。

中華料理の職人だった長井氏の手により、具材の全てが素揚げされる現在のスタイルへと変化。

そして、我流食堂さんのブログにあるようなさらなる進化過程をとり、その過程でメインの野菜は白菜から当時安価で大量に入手可能だったキャベツになり、カボチャが加わります。

大進など、いくつかの老舗スタミナラーメンの具に白菜が入っているのは当時のなごりだとのことです。

このような過程をたどり、現在のスタミナラーメンのスタイルが完成していくのです。

この間、長井氏の周辺でも大きな変化が…。

長井氏は大進を辞め、勝田駅前で寅さんラーメンの店長として働くことに。

そのスタミナラーメン人気を見て、同じようなスタミナラーメンを提供するお店が徐々に増えてきたのもこの頃からです。

また、この寅さんラーメンで共に働いた職人たちが独立し、スタミナラーメンを提供したことで、県央地域でスタミナラーメンは広く知られることになります。

辛くて、甘くて、癖になる・・・。

学生や若いサラリーマンを中心に爆発的な人気を集めたスタミナラーメン!

長井氏はその後、水戸市にスタミナラーメン松五郎を独立開業。

そして、現在のじゅんちゃんのある見和と、現在の松五郎のある上水戸の2店舗で松五郎は不動の人気を確立することになります。

そんな松五郎を共に支えたのが現在・松五郎の店主を務める池田氏でした。

長井氏が交通事故で長期休業を余儀なくされたとき。

長井氏から相談を受けた池田氏が松五郎の暖簾とスタミナラーメンに関る全ての権利を買い上げる形でスタミナラーメン本家の看板を背負うことに・・・。

当時、松五郎の看板を背負うことをためらったという池田氏。

しかし、水戸・ひたちなかの地からその元祖の暖簾をなくすことはできないと決心し、総本家の看板を引き継ぐことを決めました。

そして、ここからスタミナラーメンは次なるステージへと進化します。

広がりすぎたスタミナラーメンの味をもう一度見直し、他県に出しても恥ずかしくない味に高めるため、池田氏はスープの改良を行います!

常に新しい素材に着目し、スープの美味しさを探求。

その結果、スープのない冷しが定番だったスタミナラーメンの中で、徐々にスープを張ったホットが人気を集めるようになります。

スタミナラーメンを愛し、スタミナラーメンのことだけを日々考え続けた池田氏がスタミナラーメンをひとつの完成形にまで高めました。

本家の味はまさに孤高の極み!

進化を遂げるスタミナラーメンのスピリットを具現化した一杯といえるでしょう。

このように、スタミナラーメンの特徴はその歴史の中で、誕生から現在まで大きく進化を遂げていることにあります。

まさに稀有なるご当地ラーメンです。

ここまで、進化を重ねたご当地ラーメンは全国的に見ても数少ないのではないでしょうか?

茨城県が誇る!まさに茨城県のご当地ラーメンと呼ぶにふさわしい一杯になっているのです。

きっとスタミナラーメンはさらに進化を重ね、また次の世代へと進化し続けて行くことでしょう。

スタミナラーメンのさらなる進化。

これからもスタミナラーメンから目が離せなさそうです。

拉麺部タイトル

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★★★ 拉麺部長の勝手に考察 ★★★

茨城県央地域で人気のスタミナラーメン。

水戸・ひたちなかにはスタミナラーメンを提供するお店が数多く存在します。

しかし、どのお店も個性的で、全く違ったスタミナラーメンを食べられるのが特徴です。

これらのお店を分類するなら以下のようになるとわたくし部長は考えています。

【本家松五郎系】
本家松五郎系は完全徒弟性を引く松五郎で修行を重ねたお店だけが入ることを許されるお店です。つくば市の「がむしゃ」やその孫弟子である「馬しゃ屋」が入ります。

【黎明期老舗系】

当時長井氏が勤めていた寅さんラーメンや系列店で修行を重ねた料理人たちが独立開業したお店がここに区分されます。

【独自発生型】

レバーを竜田揚げ風にしたり、完全和風な汁を使うなど、スタミナラーメンの形は踏襲するものの、全く違うアプローチでスタミナラーメンを作るお店です。

【原点回帰型】

最近になって登場しているのが原点回帰型のお店です。昭和40年代のスタミナラーメンの味を再現しようと勤めたのがこの店です。
さて、ここまで分類できたスタミナラーメンですが、ではスタミナラーメンの定義とはなんでしょうか?

スタミナラーメンの考案者のひとりである長井氏は、現在営むホルモンラーメン玄海を創業するに当たり、「ホルモンラーメンはスタミナラーメンではない!」という言葉を残しています。

これを考慮すると、レバーを具材に使っていることは、スタミナラーメンの最大の特徴ということになりそうです。

つまり、具材にレバー、キャベツ、カボチャなどを用い、醤油味で強めのとろみを付けた甘辛あんをかけたラーメンがスタミナラーメンということになりそうです。

今後もその発展が気になる茨城のご当地ラーメン!

その聖地ともいうべき、水戸・ひたちなか地区でスタミナラーメンに皆さんも舌鼓を打ってみませんか!?

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